菊池工業のこだわり
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どんなことにも挑戦する精神
当社は創業よりこの美濃の地で鈑金加工業を営んできました。
当社はただ入ってくる受注をこなすだけの企業ではございません。
以前より取引のあるお客様とは、先方の担当者と綿密なやり取りを交わし、こちらから提案、アドバイスを行い、時には設計にも関与することで、皆様に信頼していただいております。
もちろん、そうすることで製品の品質も向上しております。
社員には、当社の方針である「できないと言わない」という考えが浸透しおり、鈑金製品として図面にあることは、可能だから書いてあるのであって、できないことはあるはずがないという考えを持って日々業務に取り組んでおります。
どんなに無理だと思っても、工夫や苦労の末に、図面通りに製品を仕上げたのであれば、それは無理ではない。
最初に無理だと思ってしまえば、知恵も工夫も生まれない。
そうやってどんなことにも挑戦する精神が、菊池工場のものづくりを支えております。
在庫を持たないものづくり
今までの鈑金業界では、翌日納品するものを前日のうちに製造するのは不可能だと思われていました。つまり出荷に備えてあらかじめ在庫を持つのが当たり前とされていました。
しかし、当社はきちんと手順を踏んで作業に当たれば、在庫はなくせるはずだと確信しました。
在庫を持たずに製造を続けるには、何よりも緻密な製造計画が肝要となります。
ムダのない計画を作るためには、すべての人員、工程、製品を把握・理解している必要があり、カードに工程・必要部品・リードタイムを記入し、机上でカードを動かし、組み合わせる検討方法を計画しました。
そのアイデアによって時間は短縮され、計画作りはひとりの担当者が1~2時間で作成できるようにまでなりました。
そして現在では、在庫を持つことなく製造を行う体制を維持しております。
マルチに活躍できる多能工
一般的に製造業では、社員が明言されてはいないにせよ自分専用の機械・道具を使用することを好みます。当社も以前は同じ状況下で作業に取り組んでおりました。
これを「多能工」に変えたきっかけは、ものづくり改善塾で行った工場見学でした。
その工場では、社員は自分専用の機械を持つことなく、ひとりで全行程を行うこともありました。
その姿に触発を受けた当社は、自社の工場で社員が担当する工程を強制的にローテーションで回すようにし、通常の製造工程に留まらず、出荷業務にまで及ばせました。
また、それぞれの工程のやり方については、社員同士で教えあうようにさせ、その結果今まで行っていた作業以外の工程への理解が深まり、自らがその時携わっている工程の前後工程に対する配慮が行われるようになりました。また、他の工程の調子が悪い時、自分の工程が早く終わった時などに、お互いにフォローする空気が醸成され、技能的にも可能になりました。
その他、それぞれが他の工程の仕事を逐一チェックできるため、品質管理の検査官を別に置くことなく、高い品質の製品を作ることが可能になるなど、多能工化によって発生するメリットはとても大きいものになりました。
新設備導入によるワンストップ化
以前まで当社では現在鈑金加工の中でも、薄ものと呼ばれる製品群において特化して参りました。
そこに新たに設備を導入することにより、より厚みのある製品にも対応可能にし、素材においてもアルミやステンレスなど様々な種類に対応できるように取り組んでおります。
作業そのものも溶接などの割合を増やし、新しい分野も開拓し、最終的には取引先が現状様々な会社に発注している製品に1社ワンストップで応えられるような会社を目指しております。
そうすることによって、当社としては製品により高い付加価値をつけることができ、取引先においても複数の業者から納品された製品が組み付け時に不都合を起こすなどの不全を防げるメリットがあります。
こういった新たな設備の導入にあたっては、設備を扱える人員が限られるなどの問題がありますが、当社では前述の多能工化のノウハウがあり、通常の会社が導入するより生産性の高い稼働を見込めております。
そして将来は、鈑金業界のトップクラス企業となり、産学連携も絡めて作業工程や、人員管理などについて考える研究所的役割を担っていきたいなと考えております。
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